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●皆さんに安心して食べていただくために…

私たちが育種して登録を取った瀬戸ジャイアンツ(桃太郎ぶどう)は皮のまま食べるぶどうです。私自身が全く安心して食べるためにも農薬のことを常に踏まえ、早くから減農薬にと努力してきました。ぶどうを植えた平成元年からその努力は始まっています。

・ 肥料は堆肥と酵素・微生物のみ
・ 農薬は普通使用される回数の3分の1以下に抑える
 
等々です。

低農薬で栽培するために、病害虫を翌年に持ち越さないように、落ち葉を焼却処理しています。

寒い中、枝を切る剪定という仕事があります。私たちはその枝の切り方を研究して美味しいぶどうが出来るように努力しています。美味しいぶどうを作るためには、何よりも健康な木を育てることが一番です。人為的な管理を避けて、可能な限り木の自然の生理生態を尊重した管理として、「長梢剪定自由整枝法」などの研究をしています。各々の品種の備えている能力を最高に発揮できるように枝葉の管理や果実の管理を周到にし、これらの成果を県下各地で実証中です。

それに併せて病害虫の発生を少なくする環境づくりも大切です。雨濡れや多湿を防ぐたにビニールで多い、ビニールハウスの周囲は防虫ネットで囲んでいます。これらの環境づくりも大幅な減農栽培に貢献しています。