●ご機嫌はいかがですか やっと昨日梅雨が明け、夏らしい天候となりました。半年以上も ご無沙汰をしてしまいましたが、お元気でご活躍のことと存じます。 私共は健康で毎日忙しく致しております。 他事ながらご放念下さいませ。 昨年末、沖縄へ連れて行ってもらいました。二泊三日の旅でしたが 知人にも会え、同級生二組のご夫婦を誘って行ったので同窓会をし ているようで楽しい思い出となりました。 ●ブドウに目のない方々が全国にいらっしゃるものです 全国ぶどう懇談会の冬季研修会が沖縄を会場に開催されたのですが 栃木、長野、山梨、東京、愛知、大阪、岡山、鳥取、香川など各地 方から熱心な方々が参加されていました。主人のことを平素 ”こんなにブドウ、ブドウという人はいないんじゃないか”と思って いましたが、現地(沖縄)の方々は勿論のこと総勢八十名ばかりの ぶどう栽培者皆さん、本当に真剣に話し合っておられました。 会場の使用時間をオーバーしてまでも…。 奥様方と話しました。「ブドウの研修会というとホイホイと出て行く 主人の気持ちが分かったわネ!」と。 沖縄から帰ると、物置小屋作りが始まりました。下水道の工事と共に 連日人夫さんが出入りして落ち着かないまま新年を迎えました。 新年は、二組の息子夫婦に孫二人が揃い、健康に気をつけて仕事に 励もうと誓いました。今のところ、みんな元気に過ごしております。 ●剪定と落葉の始末 寒い中枝を切る仕事があります。主人はその枝の切り方を研究して 美味しいぶどうが出来るように努力しております。県内にも同じ方法 で切っている栽培者がおられます。でも、農協や岡山県の指導とは 異なるため、へそ曲がりだと思われている感じです。”両方のやり 方で研究をさせてもらえるようだと岡山ももっと発展するのに”と 申しております。 いずれにせよ、美味しいぶどうが作れた方が私は嬉しいのでへそ曲 がりだと思われても構いません。研究には反対はつきものですものね。 そう思うこの私もだいぶへそ曲がりなのでしょう。 「もしかしたら我が家が火事かと思って急いで帰って来たらお宅の ハウスじゃったわ」と言われた日、集めた落葉をハウスの中で焼いて いました。近所の友達が手伝って下さいましたが、相当な煙でタヌキ が出そうでした。低農薬で栽培するため、病害虫を来年に持ち越さな いため焼却処理をするのが一番良いのです。 風のあまりない日にと考えてはいるのですが、思うようにいきません。 ハウスの隣が幼稚園や小学校なので助かっています。これが街の中 だったらすぐに苦情がくることでしょう。 ●瀬戸ジャイアンツ(桃太郎ぶどう)の苗木が全国へ… 今年は他県からも注文が入り、東北地方にかけても試作者が増えま した。作りこなして下さることを願っています。 ●読売ライフが取材に来てこんな記事が載りました。(→PDF参照) ●研修会の風景 年間、何回か行われる研修会、栽培者の各園を囲り、樹の状態を見た り、実のなり具合を見たりする。我が園で開かれる時は大変だ。(今 は慣れてきたのでそうでもないが) 昨年は、カメ虫が出て困った。黒くて、すばしこく房の中に逃げ込む。 房の中から痛んできたらハサミの入れようがない。今年はまだ大丈夫。 美味しいぶどうが届けられるといいな。(粒間引きが少し上達したよ うです。一人でそう思っています。) ●友達が増えました 農作業がお好きでご自分でも作っていらっしゃる若いお二人にも加わ っていただき、広くなったぶどう園の手入れをあれこれしていただき ました。 「ぶどう作りは大変ね」 「こんなに手がかかるとは思ってもみなかったわ」 と言われながらも、とてもぶどうを大切に扱われる様子に五年生の 私も見習うことしきりです。 影で応援して下さる同級生にも、箱の色塗り・作業用エプロン作り・ 払込用紙の準備・家事手助け・印刷など、感謝、感謝、感謝です。 続き(第3号)を読む 前(第1号)へ戻る 第2号PDF形式